コンピュータ・サイエンス興亡の雅致

アメリカの大学では、コンピュータ・サイエンスの人気が低下しているようですね。率直に言うと、ある意味正常な状態に戻っただけのような気がする。。

自分がアメリカの学部生だった頃、といっても数年前だけど、周りの学生は就職に強いという理由だけでCSを取っていた。本当にコンピュータの好きな学生は、数えるくらいしかいなかったんじゃないかと思う。

そんな事を考えていたら、こんな記事に出くわした。

http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/001506.html

非常によい点をついているような気がする。学問を目的そのものととるか、手段として取るか。この方は、目的に「あるべき」だと言っているけど、まったくその通り!!と叫びたい。つい最近読んだ本で、"Hacker's Ethic"というのがあって、その内容と軽くかぶる気もするけど、仕事だから仕事をするのではなく、楽しいから仕事をするのが本来あるべき姿なんでしょう。学問に関しては、尚更そうで、就職する・出世するなどの手段で勉強すること程悲しいことはないような気がする。。好きこそものの上手なれとかいいますが、個々の人間がそれぞれ才能を持っているとするなら、それぞれが自分が面白いと思えることを追求して、初めて才能というのは発揮される思います。う〜ん、単なる理想論に取られるかもしれないけど、まあ、もっと簡単に言うと、一回きりの人生なんだから、楽しいと思えることしようよ、とも言えたりするんですが。。