Feynman's Rainbow

Feynman's Rainbow: A Search for Beauty in Physics and in Life

実は物理学も好きだったりする。大学時代、本屋でふとfeynmanの本を見て、それから気づいたら物理の本を読むのが好きになった。すごく深い世界だけど、趣味で読むには面白かったりする。プラスになったのは、アメリカだと、一般読者向けに難しいサイエンス系(String theory等)の本も広く書かれていること。日本ではそんなにないと思うので、こればっかりはアメリカにいてよかったなぁと思います。いや、別に悪いことがあったわけでもないけどね。。

で、この本は、そのfeynmanに関するノンフィクション。ある若い物理学者が悩み、Feynmanを通して自分のやりたいことを見付けていくといった趣旨の本。びっくりすることに、この人はCalTechのResearcherから、ハリウッドの物書き(スタートレックとか)になったそう。こんな方向転換があるんですね。一般的にはcrazyとも取れるこの転身だけど、この本を読むとなぜだかわかる気がします。意外と簡単なことだけど、本人にすると非常に難しいキャリアの選択。。。

という自分も、何がやりたいか迷ってたりするので。。思ったより心に響く一冊でした。