自分で奇跡を起こす方法

ナポレオンヒル博士が、耳が聞こえなかった自分の息子を、いかに思考を持って「直した」か、という話は、ヒル博士の著書の至る所で出てきますが、それの現代・日本版のような話です。自分がぼんやりと抱いていた、「こうなりたい」というイメージが、想像できるレベルで感じ取ることができました。ナポレオンヒル引き寄せの法則等々、これ系統の成功哲学はどれもベストセラーですが、実際に実践できている人はいるんだろうか。そんな疑問を抱いている人がいれば、これをぜひ読んでおくとよいかと思います。

成功哲学の「成功例」だけにとどまらず、新しい気づきもありました。それが、「学ぶ」ことの重要さです。今はやりの勉強法というレベルではなく、ある種の覚悟であったり、向き合い方について。以下、引用させて頂きます。

生活が成立していると現状に満足してしまいます。現状に満足し、学ぶ必要がないと思ってしまいます。問題が起きてもまわりに教えてもらうことで解決できるから、自分の学びにならないこともあります。そうなると自分が一定の水準から上がっていかないことにも気づきません。立ち位置を高くしないと見えないこともあります。

ほとんどの人が中途半端に学ぶことは重要だと思っていますが、その千倍は重要です。学ぶことによって自分の生活や環境を変えようと思ったら、くだらないことに時間を費やしている暇はないと思います。


ナポレオンヒル博士の言う、「Burning desire」(燃えるような欲望)の重要性。これが真剣さを引き起こす原動力になるのでしょう。この意味は、言葉では表現しきれないのかもしれません。その点、この本では、著者本人の体験談、物語を通して、すっきりと心に響いてきます。


自分で奇跡を起こす方法~読むだけで人生が変わる真実の物語

自分で奇跡を起こす方法~読むだけで人生が変わる真実の物語