カナダと日本の比較から見えてくるもの

このブログはいつも読んでいるのですが、今回の記事が非常に面白かった。

カナダの住みやすい街ランキング

ランキングはブログを参照して頂くとして(Vancouverは一位じゃないんすね)

平均世帯所得の指標が興味深い。オタワで900万円弱か。日本のサラリーマンの平均所得が440万ぐらいで、平均世帯所得が580万ぐらいであることと比較すると、かなり多い。他の街でもおおむね日本の平均よりは多いことになる。(皆5時6時には帰るというのにだ)

日本の平均世帯所得は、正直今回初めて気にしましたが、調べると国平均はだいたい同じくらいみたいですね。格差は別として。ただ、やはり「(皆5時6時には帰るというのにだ)」というのが実際の違いですね。。私も転職前と比べ、年収は大差ないものの、残業が激減したため、Quality of lifeは確実はUpしていると日々実感・・。

恐らく、この世帯収入は夫婦共働きが定着していることが理由だと思われる。
会社にとっては、一人が16時間働いてくれるほうが、二人が8時間働くより、相当安上がりなので(ワークシェアリングの反対)、日本では現在のワークスタイルは重宝がられるのは分かるが、個人にとっては、どっちが幸せなのかと考えさせらる結果である。

北米でもかつては、働く夫と家庭を支える妻、というのが美しいスタイルであった。それが無くなった現代において、妻もフルタイムで働いているのに、夫が残業しまくりで家に帰ってこない(育児家事に関わらない)というのは即、離婚の事態であろう。

そう考えると、残業なしの夫婦で協同生活というライフスタイルというのは、合理的な経済活動であると言えよう。

日本はどっちにいくのだろうか。

ベビーシッター文化(というのがあるかは別として)があまりないので、日本は共働きは多くの場合、つらいかとも思えます。周りをみていても、やはり共働きしている家庭の方が、圧倒的に休暇にかけれる資金力が違うし。そういえば、昔読んだ雑誌でも、子供なしの共働き家庭を「勝ち組」と称していた。

ところで、日本で言う鍵っ子って、他の国でもいるのかな?これも日本特有(都市地域のみかな?)の悲しい文化なんでしょうかね。