ユダヤ人大富豪の教え


ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)


今回は、ねぎま式の読書ノートを付けてみた。気がついたら膨大な量に。たまたま初トライが良書だったというのもありますが。
ねぎま式やってみて気づいたのは、とにかくノートに残しやすい。シンプルながらルールがあるため、変な迷いや自分を作ったりという面が少なく、雑念なしでノートに残せた。一言の感想でも、引用も打ち直すという作業がはいるので記憶にもとどまりやすい。本当は、これをベースに書評とするのがいいのでしょうが。

では、以下より読書ノートです。



成功する人間は、ものがその存在のありのままに見える。しかし、普通の人は違ったのもを見る。偏見や恐れ、ゆがんだ価値観、倫理観からものを見るので、何も見ていないのと同じだ。物事の本質を見抜く目をもつこと、それこそが幸せに成功するための大切な要素なのだ。

偏見、恐怖、先入観。ピアプレッシャ。KYという表現などは、顕著な例。人のめがねをかけて世の中を見ると、自分の見方ができなくなる。社会的な観点に縛られるケースもあれば、自分の持っている恐怖などに縛られるケースもある。それこそ宇宙的なレベルで物事を見れるようにならないと、日々振り回されてしまう。

給料をもらう人間は働いている時間が退屈なので、その時間が早く過ぎないかだけを考えている。

どきっとした。あまりにも心当たりがありすぎて・・・。

事業で成功している人たちは、その仕事を辞めるのが難しいくらい、自分の仕事を愛している。自分のやっていることにワクワクしているといえるだろう。

当然のことながら、スティーブジョブスを思い出す。

自由人はその代償として、はらわなければならないこともあるんだよ。それは、世間からの誤解、批判や内にある罪悪感などがそうだ。

なにげに自分のなかで感じる罪悪感が大きな敵だったりする。身内などからの誤解、批判はスルーする方向で。あくまで代償。これに負けちゃだめ。

自由人の人生には、「しなくてはならないこと」がとても少ない。(中略)
不自由人の人生には、「やらなければならないこと」だらけといってもいいぐらいだ。(中略)
たまにぼーっと考えることは、前の週末が楽しかったことと今度の週末のことぐらいだ。(中略)
不自由人は、自分で自らを不自由にしている。夜や週末の時間を平日の憂さ晴らしに使ってしまっている。その貴重な時間を使って、自由な人間になる計画を練るなんてことは考えもしない。人生を見つめ直して、再構築するなんていうことに頭がまわらないんだ。

自由人への道は遠いようで、意外と近い。毎週ちょっとずつ方向を変えていけばいい。長期的に大きく間違えなければいい。

たいていの人間は、質問の前に「どうせ自分はできない」と考えて、自分で自分を門前払いしてしまう。質問すること自体に恐怖を感じるので、聞くことすらやめてしまう。

最近自分の中で気をつけて言わないようにしている言葉。そうなると、不思議と周辺からこの声を聞くようになった。

幸せな金持ちになるための秘訣は、自分の大好きなことを仕事にすることだ。全身全霊でそれをやることができるほど、大好きなことだよ。(中略)
「あのう、僕は他人のせいにするつもりはぜんぜんないんですが、自分の好きな分野が今ひとつ見つからないんです。そういう人は、どうやって好きなことを見つければいいんですか?」(中略)
「いままで、君と同じ質問をするやつは、みんな頭でっかちの連中だったな。彼らは得意なことばかりやってきたようだった。親や社会が望むことを小さい頃からやってきたために、自分が好きなことを見つけられないまま、人生を生きてきたのだろう。でも、心配しなくてもいいよ。時間をかけて、人生のリハビリさえやれば、「好きなこと」はキット見つかる」(中略)
周りの望むことを上手にこなす人生を生きてきたなら、自分が何者かわからなくなるのも当然だ。(中略)
処方箋は、自分の好きなことを日常的に少しずつやることだ。小さい頃から自分が好きだったことを思い出して、それをやってみることだ。思わぬところから、自分の人生のヒントを見つけるだろう。

小学生か中学生の頃、将来の夢というのを書いて、保護者面談があった記憶がある。当時、コックさんになるのが夢だった。しかし、面談では、まあ子供の考えることですからとか、そのうち冷めますとか、結局は普通に大学に行ってもらうんだろう、など、そんな良心と教師との会話をぼんやりと覚えています。別にネガティブな思い出ではないのですが、なんとも、自分の人生に対してコントロールはあまりないんだなぁと感じたことは覚えてますね。また原点に戻らないと。コックさんなのかどうかはわからないが、どうもあの頃に自分でコントロールすることをどこかで放棄してしまっていた気もする。。

ワクワクして興奮しているうちは、まだ本物ではないということですか?
「自分が好きなこと」は、もっと静かで、落ち着いたものなのだよ。周りの人間が評価してくれなくても、それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう、そんなことだ。賞賛がなくても、お金をもらえなくても、やっているだけで楽しくなってしまうこち、それが「好きなこと」だよ

好きなことと得意なことをどう上手く合成させるかが今までの基本的な課題だったんですが、まだ甘かった気がしてきた。好きなことだけに注力したらどうなるか。。

自由な心を取り戻すことなしに、好きなことが感じ取れるはずがない。(中略)
自分が何をやりたいのかを知ることと、いまやっていることを愛することの二つが必要だ。(中略)
大好きなことに巡り会う一番の方法は、いまやっていることが何であれ、それを愛することだ。

Do what you like. Like what you do. の意味がわかった気がした。Life is Good!

自分の生まれた文化を愛することはすばらしい。でも、いまいる場所をいつ離れてもいいような心おフットワークの軽さはいつももっていなさい。

それだけはあると思ったが、逆に好きなところにすんでいても、たとえばカナダで裕福な暮らしをしていても、フットワーク軽くいることができるか。

常識と自分の直感を頼りなさい。細かい流れに意識を奪われてはいけない。少なくとも5年、10年の流れで、ものを見なさい。

株と一緒やね。今が不況だからとか、そんなことに惑わされてはいけない。

成功する人ほど、直感が研ぎ澄まされている。(中略)
頭で考えてもだめなことがたくさんある。大成功した連中に正規の教育を受けていない人が多いのもことためだよ。大学教育を受けてしまうと、頭で考えるクセがついてしまう。人生やビジネスのお実践で大切なのは、どんなときでも生き抜く動物的感だ。(中略)
直感は、ゆるぎない感じだよ。カンは、移ろいやすい感覚のようなものなのだ

頭で考えることがここまで否定されるのはある種気分がよい。だが、耳が痛い話ではある。

日常的に自分が考えていることを絶えずチェックしなさい。(中略)
日常的に考えていることが人生を作る。金持ちは日常的に豊かさ、新しいチャンス、楽しいイベントのことを考える。お金に縁のない人は、月末の支払い、イヤな上司、リストラ話など貧困につながるようなことばかりを考えている。どこに、ふだんの意識を集中させるかで、君の将来が決まるといえるだろう。(中略)
すばらしい人生を生きたければ、頭に幸せのもとになるような考え方を入れることに気をつけなければいけないのだよ。

普段から病気の話はしないようにしている。年を取れば取るほど、病気の話が好きになるもんですね。年配の方と一緒にいる際は、きをつけないといけない。

ふだん考えていること、感じていることは、紙に書いた方がいい。(中略)
できれば、最初の内は朝から晩まで考えたことをすべて書いてみることだ。(中略)
そこおで、果たしてこの考え方は、自分の人生の役に立っているかどうかを検証すればいい。自分の思考をコントロールできるようになると、初めて、君は自分の人生の主人公になることができる。(中略)
コミュニケーションには2種類ある。自分の内面とのコミュニケーションと自分の外側とのコミュニケーションだ。(中略)
ほとんどが夢遊病社のように生活しているといえよう。朝になれば、あわてて着替えてオフィスに出かけ、仕事に追われて一日を過ごす。日中は目の前のプロジェクトに集中し、雑事に没頭する。
自分の人生という面では、まったく何も考えないまま一週間を過ごす。頭のいい連中ほどそうだよ。(中略)
「自分が何を感じているか、考えているのか」に意識を集中させなさい。そして、自分が何をやるのが好きなのかを探しなさい。
高等教育を受けた人間ほど、何が有利か、得か損かしか考えない。すぐ計算してしまうので、自分の本当の欲求に気づかない。

実際にやってみよう。。

普通の人間は、成功者のようなペースで走ってあがったら、とても体がもたないと思っている。でも、成功者は失敗者のように長時間上がりつづけていない。下から見ても、上で実は成功者がゆっくり休んでいる姿は見えない。

そうか。昔ビルゲイツの話を聞いて、がっかりした覚えがある。まさに24時間働いているイメージだったので、成功者とは上がり続けているものだと錯覚していた。

自分が口を開くときには、真実のみを話しなさい。いい加減なことをくちばしってはいけない。本当にその気がないことを言わないことだ。(中略)
自分の話す言葉に注意しなさい。普段君が話していることは、君の未来を作る。君が人の悪口、否定的なこと、ゴシップ話をすれば、君の将来はそういったネガティブなもので満たされる。君が、希望、ビジョン、豊かさの話をすれば、君の人生は喜びと豊かさに満たされることになるだろう。

言霊!

成功したければ、少し格上の人間とつきあいなさい。彼らから、はじき出されないようにがんばっていれば、いずれふさわしい人間性ができてくる。

すばらしい人間に囲まれれば、自分の質も上がってくるものだと。いろんなところで聞きますね。

一生の間に入ってくる収入を、絶えずそれよりも価値があるものなどに変えていくと、それが値上がりすれば、それだけで漠な金額になる。(中略)
一方、お金をゴミと交換しつづければ、人生が終わる頃に手元に何も残らないのは当たり前の話ではないかね。(中略)
貧乏人の口癖は、「ふだんがんばっているご褒美に買っちゃおう!!」。一方、金持ちの口癖は、「いまの私には必要ないな。またにしておこう」。(中略)
自分がお金を使うときは、そのお金で何を得ようとしているのか、よく見極めることだよ。

これは貧乏人の口癖だったのか!程度にもよりますが、気をつけよう。。

幸せに生きている連中は、お金のことを日常的に考えていない。(中略)
しかし、大半の人間は、人生の決断をするとき、お金に影響されている。安いとか、高いとかに始まり、自分にそれを買うのは無理だとか決めてしまう。

当たり前のものとして考えてしまえば、自然と集まるものだろう。

目標を設定するときに、人は大きな間違いを犯す。まず、自分がすべきだと思うことを目標にする。人間はすべきことをやれるほど、意志が強くできていない。(中略)
その目標が達成できると、どんなに楽しいことがあるかを考えてみることだ。(中略)
モチベーションというガソリンがなければ、走ることはできない。それを考えただけでワクワクするような目標でなければ、うまくいかないのだよ。

落とし穴がそこに。。あまりに普通に思っていたことで、落とし穴だとも気づかずに生きてきていた。。

多くの人の最大の問題は、理想の状態をイメージしないことなんだ。君がやらなければならない最初のことは、自分の望む人生をイメージすることだ。そして、そのイメージをする際に出てくる不安、恐れ、イライラに立ち向かうことだ。多くの人はこの作業をしないから、いつまでたっても人生が変わらないまま不平不満をこぼしながら生きている。

イメージ力。継続してイメージすること。日常的に、空気を吸うようにこれを行わなければならない!習慣づけをマスターしよう。。

いまはすべて実現するなんて思わなくてもいい。ただ、それを紙に書く作業が大事なのだ。ほとんどの人間は、こういうことをすることすら馬鹿にしてやらない。

馬鹿にしてやらないのもそうだが、本心で信じていないからしていない人も。やってみるのに対してコストもないはずなのに。

君は将来間違いなく金持ちになる。その意味では、君はもう10億円もっているようなもんなんだよ。ただ、時間差があるだけだ。こう考えたらいい。10億円の資産を現在もっているが、20年満期の定期預金にしてしまった。利率がいいからね。でも、高い金利がつく代わりに、満期までは引き出せないという条件付きの定期預金なのだ。でも、君の財産の金額に変わりはない。その預金を将来全額引き出すには、いろんな知識を得たり、ビジネスを実際にたちあげたりすることが必要なだけだ。

逆転の発想ではるが、その通り。想像力が大事。。

よく決断は先延ばしにしようと言う人がいる。あとでゆっくり決断しようというタイプだ。でも、その人はよく見ると大きな決断を知らずにやっている。それは、「いまは決断しないでおこう」という決断だ。これが、人生でももっとも大きい落とし穴の一つだ。(中略)
その人は、人生を無駄に過ごすと決断していることを知らないのだ。

先延ばしは、ほぼすべて害になる。小さなことから、すぐ決断をする習慣づけをしよう。

普通の人は、間違った決断を恐れ、何も決めない。成功する人は、間違うリスクを冒すことが、いちばんリスクが少ないと知っている。だから、失敗するいやな感じといつも対決し、積極的に行動する。普通の人は、決断の結果で出てくるかもしれない一時的なイヤな感じから逃れるために、一生を失敗の中で過ごしてしまう。

失敗、恥を掻くことなので恐怖に打ち勝って、行動しなければ、結局人生を失敗に終わってしまう。あくまでイヤな感じは一時的なものであることを経験的に知っておくことが大事。

すべての情報が出そろうまで、決断を下すのを待ってはいけない。そのときには、もっと決断が早い人間に先を越されているだろう。

今、結構いいマンション(安くて住みやすいところ)に住んでいるが、見つけたときはまだ前の日とが出たばかりで、掃除していない状況。内見も渋られた。だけど、間取り一目で気に入った妻が、ばしっと決断し、その場で決めた。自分なら、掃除が終わって、ちゃんとイメージできてから決断しようと先延ばしにしたかもしれない。その場合、他の人に取られていた可能性もある。直感を信じ、決断する意識は大事。

失敗とは、あきらめてしまったときにのみ起こる現実なのだよ。

安西先生

皮肉なのは、普通の人は自分で引き寄せたくない事実を朝から晩まで願うので、結果的に自分がこれだけはイヤだというものを実現してしまう。(中略)
ツキのよい人間とは「自分はツキがよい」と信じていて、「ツキがよくなりたい」とは考えていない。この微妙な差が、ツキのよい人生、ツキのよくない人生を実現してしまう。

引き寄せの法則はここにも。

誰も君が変わることを望んでいないのだ。もし、それがすばらしい変化だとしても、多くの人は現状維持を望む。(中略)
批判は、単にその人が物事をどう考えているのかという意見表明にすぎないということだ。(中略)
でも、ついつい個人的に取ってしまいますよね。
それは、人間が弱いからだ。相手との人格的な境界線がしっかりしていれば、そんなことは起こらない。

人格的な境界線。あくまで自分は自分であるという、基本的な理解。