The Five Secrets You Must Discover Before You Die

The Five Secrets You Must Discover Before You Die (Bk Life)

The Five Secrets You Must Discover Before You Die (Bk Life)


死ぬ前に知るべき5つの秘密。
よくありそうなタイトルですが、これはお勧め。


私は、何をするにしても、何を買うにしても、
ネット検索で必ずクチコミやレビューを確認します。
普段のショッピングやレストラン、旅行先のホテル等々、
クチコミの力を知ってから、「失敗したなぁ〜」という経験がかなり減ったと思っています。


本書は、人生というテーマに関する壮大なクチコミ本と言えます。
有意義な人生って、どうなの?という点を、
まさにレビューのような感じで読むことが出来ます。


自分の知っている人の中にも、何人かは、
「あの人、本当に幸せな人生すごしているよな」
という人は何人かはいるはずです。


著者は、そのような人、しかも人生最終ラウンドの60才以上の人、
200人と話をして、それをまとめた本。
元々はテレビ番組用だったようです。


人間は、環境によって変わるものだと思っていますが、
この本を読んでいる間は、本当に幸せな人生を過ごしている人々に
囲まれているような気分になります。
非常に、精神衛生上よさそうです。^^


想像通り、真新しい内容ではありませんが、
こんな内容を繰り返し自分の頭の中に巡らせることは大事です。
頭では分かっているけど、行動に移せないことなんて星の数ほどありますが、
やはり原因はそれについて考えている時間が圧倒的に少ないからなんでしょう。
一定期間頭の中を巡らせても、明日起きたら忘れているということが多いのではないでしょうか。
やっぱり継続できるだけ真剣な人じゃないとたどり着かないようになっているのか。


Randy Pauschも言っていました。
自分を邪魔するレンガの壁は、どれだけ自分がそれを欲しているかを試しているだけなんだ、と。


秘密なんていうほどでない、直感的にはみんなが知っていることなのに、
実践する人も少ないと。
そこまでわかっているような気がしている自分も、まだまだ実践できていない。
そういう意味では、本当に不思議ですね。。
まさに、アール・ナイチンゲールの言う、The strangest secret。。


本書で、あるおばあさんが言っていますが、
何かに迷ったら、ロッキングチェアに揺られている老いた老婆(自分)を想像して、
その人が、その問題についてなんて言うかを想像してみるとよい。
そうすれば、後々後悔するであろう選択(概して感情的に選んでしまいがちな選択)は
選ばないはずだと。
鏡の自分に毎朝、今日やることは本当に自分のやりたいことなのかを確認する、
スティーブ・ジョブス・メソッド(?)に似ていますが、
30になり若干年齢を感じ始めた自分にとっては、このおばあちゃんメソッドもよさそう。
ロッキングチェアの代わりに、大自然の中でハンモックに揺られている老人を想像しますが。^^