若きエンジニアへの手紙

１年ほど前、古本屋で買った本が出てきたので読んでたら、面白くて一気に読んでしまいました。著者は、東海大の名誉客員教授らしく、８９年までソニーの研究所所長として、海外の著名な研究者との交友を通して、半導体の歴史と共に歩んできた・・人だそうです。

この本を買った当時は、単純に安くてある程度楽しめそう・・という理由で買ったわけですが、予想以上に勉強になりました。ある意味、今の技術の基盤ともなっている半導体・トランジスタの発展を目の前で、前線の研究者として見てきた人が語る、若い人へのアドバイスといった本。よく聞くことだけど、要点は、「失敗から学ぶこと」、「研究は楽しい！」というところでしょうか。

自分の短い経験からも、周りからいろいろ言われながらも、「信念は大切だよ・・」と呟いていた別担当の課長（研究畑の人）を思い出しました。

読み物としてはかなり面白いものだと思いますが、アマゾンでは在庫切れ・・そんなに古い本じゃないのに。あ、でも、なんだかんだ言って１４年前の本だ。。こういう本は需要が少ないのかなぁ。。

でも、こんな本読んだら、大学院へ行きたくてしょうがなくなります。今の仕事は、ある程度楽しいんだけど、あまり感動はないし。。