On Intelligence

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PalmPilotの生みの親、Jeff Hawkinsの本。先日インタビューを呼んで、興味があり早速購入し読んでみました。

物理学の世界では、Theory of Everythingと呼ばれる、宇宙の全てを解き明かす理論を物理学者が探しています。例えば、Super String Theoryとかは有名。あのアインシュタインも、晩年にはこのTheory of Everythingを解き明かそうとしていたらしいです。

で、なぜそんな話になるのかというと、この本は、脳の動きを全て解き明かした!という感じの本で、脳に関する「Theory of Everything」になりうるのでは、と思うから。本の裏表紙にも同じようなレビューがありました。。

脳に関してはほぼ無知な自分ですが、この人曰く(かなり大雑把に言うと・・)、Neocortexと言われる脳の部分が人間の「意識」を生み出していると。また、コンピュータでこれをシミュレートするのは不可能ではなく、最後の数ページに至っては、世界中の研究者・学生に対して、この研究に参加しましょう!と誘っています。

感覚的な話をすると、Hawkinsさんが言っていることは、正しくてもおかしくない。。と感じます。脳に関してはよくわからない部分が多いので、確実にはわかりませんが、この理論が正しいと仮定した場合、個人的にも思っている疑問も解決できるような感じがします。更に、理論的には簡潔で、どこか美しささえあります。

ただ、部分的に、ちょっと安易かな・・と思う箇所もあったり、もう一度ゆっくり読み返してみる必要があるかと思います。

大学時代にAge of Spiritual Machineを読んだ時のような衝撃を受けました。やっぱりAIは面白いなぁ。。

ちなみに、脳・AIの知識が全くない人でも読めるよう、非常に読みやすく書かれています。