Can the Mind Just Be A Machine?

ワシントン大学でもオンラインで講義を公開しています。これは、ニューロサイエンスの講義。

脳がどのようにfunctionしているかを説明しています。ここまでわかってるのかぁ、と驚きました。最後にlecturerが残したコメントが頭に残りました。だいたい、以下の感じのことを言ってました。

私が学生の頃、人間の意識を解明するということはタブーだった。どの時代でも、「分かりっこない」と言われる領域は存在する。シェイクスピアの時代は、星や月には何があるのか、というのはまさにその領域だったのだろう。現代の我々にとっては、それは解明されているもので、もう問題にはなっていない。未来が何を我々にもたらすのか想像することは難しい。

科学の領域ではない、とよく言われるのが人工知能の世界だと思います。ただ、歴史を振り返れば、何も恐れず進んでいくことは大事ということでしょうか。

で、最後に、脳のメカニズムが解明されるということは、人間の存在を「軽く」してしまうのでは、という疑問・懸念があるということを、ダーウィンの言葉で否定して終わっています。やはり、脳の仕組みを科学の領域で解明しようとすることは、倫理的な問題が大きいのでしょうね。

講義:http://www.uwtv.org/programs/displayevent.asp?rid=1845