見えないアメリカ

「そうだったのか!」の連続。

アメリカ人が「あの雑誌はちょっとリベラルすぎて・・」とかいう会話にも、「はっ、はは、そうだね・・」なーんて、適当な相づちをついてどこか逃げていましたが、本書のおかげで今後はもうちょっとましな会話ができそうです。

また、今まで何気に通り過ぎていたことも、ちょっと視点を変えて考えてみると、意外と深くアメリカという国が見えてくるという点も、非常に面白かったです。この前仕事で知り合ったアメリカ人との会話を思い出しつつ、彼がカントリーミュージックをこよなく愛していた点なんか、そのときは何となく「そうなんだ」と理解していたのですが、彼の居住地などもよく考えてみると、「やっぱりそうだよね」に変わってきます。この、「そうなんだ」から「そうだよね」へのステップ。実は大きいです。アメリカ人が何気にしている普段の会話の本質のようなものが見えそうな、そんな気にさせてくれます。

見えないアメリカ (講談社現代新書)

見えないアメリカ (講談社現代新書)