初テント泊にて・・・
先週末、初めてのテント泊に行ってきました。
色々勉強になったこともあったのですが、それは次回以降として、
ちょっと不思議な体験をしたのでそのお話を・・・
初テント泊ということで、いろいろ準備で出発が遅れてしまい、
予定していたテント場まで明るいうちに到着するかが微妙でした。
ポイントポイントで、テント場までの距離を考えながら、一応注意しながら進んでいました。
そんな中、なんとかテント場手前のポイントに到着。
時間はもう5時半頃だったと思いますが、テント場まで残り15分の距離。
荷物も大きく、我々のペースではだいたい30分程度と推測。
ガスも多くなり、視界は悪くなる一方ではありましたが、
暗くなる前には着くだろうと、すぐさま出発。
残りは西へちょっとジグザクしながらのほぼまっすぐの一本道。
しかし、この「ジグザク」というイメージが悪い方向に働き、
まっすぐ先に続いていた登山道から北へそれてしまい・・・
「あれっ?ここどこ??」(汗)
はい、プチ遭難しちゃいました(涙)
ガスとは怖いモノで、遠くの景色が見えないため、どこを見ても同じ風景に見えます。
完全にブレア・ウィッチ・プロジェクト状態。。。
BlackberryでGPSログを取っていたので、方角的にはだいたいあたりはつくのですが、
視界が悪いと、とにかく不安になります。
不安ながらも、こちらのはず!という方向にそろそろーと歩いていると、
西の方向から
「ワン!ワン!!」
犬がいる=人もいる=テント場に違いない!
非常に安易な公式ですが、ゴール場所にある程度の確証が持てるだけで、
だいぶ精神的に楽になります。
その後、3分ほどで元々歩いていたであろう登山道を発見。
しかし、それから歩いても歩いてもなかなか着かない・・
とその時、目の前に2匹の犬が登場。
「こっちだよ!」と言わんばかりに、「ワン!ワン!」と鳴き、走り去っていきました。
そちらの方向に歩いていくと、すぐにテント場到着。やったーー!
ですが、驚いたことに、先客がいない。
「あれ、さっきの犬は・・・?」
と疑問でしたが、日が完全に落ちる前にテントを張らなくてはと作業に大忙し。
自宅での練習の甲斐もあり、設置も問題なく短時間で終わり、
すぐに夕食の準備に取りかかりました。
韓国のインスタントラーメンをすすりながら、一日を振り返り談笑。
ひょっとするとさっきの犬は、山に住む神様が送ってくれた天使では・・・と冗談ぽっく言っていましたが、
実際にそうだったのかも・・とも思えます。
なぜなら、
- テント場はもっと奥にもスペースがあったかもしれないが、結構な距離があるはずで、さて、そんな遠くまで飼い犬を放す?
- 迷っていた時はすごく吠えていたあの犬たちの鳴き声が、我々がテントを張ってからはまったく聞こえない。
犬の嗅覚はすごいので、数百メートル先の人間のにおい(+我々の不安な空気)に気づき、吠えだし、
近づいたら確かに人間だったので、威嚇して逃げ、飼い主のもとへ戻ったらおとなしくなった、
というのが実際のところなんでしょうが。。
しかし、今回のbeginner's luck的な山の天使との遭遇経験は、非常に勉強になりました。
毎回こんな風に山が救ってくれるとは限らないので、次回からはもっと気をつけたいです。
次回からは、余裕のある登山計画を!
そして、ナビゲーションスキルの向上(Garmin買っちゃうか)!